事例は現場で起こっている!!の続き

こんにちは。
リベラルコンサルティング協議会の須田です。

今の時期に企業を回ると、オリンピックで交通機関やその他影響があるので、
例年7、8月の研修を9月にやりたい。
そう言われることが多く、9月は忙しくなりそうです。

皆さまの現場はいかがですか?

さて今回も、現場の事例を取り上げて、リアルな話をしたいと思います。
前回の続きになりますが音楽大学でのキャリアコンサルティングの事例をお話しします。

私がこの大学に招聘されて、招聘キャリアカウンセラーになったのは5年前。

きっかけは臨床心理士の先生が私のセミナーを聞いてくださり、
音大生には未来を聴くキャリアカウンセラーが必要だとおっしゃってくださったことでした。

そうなんです。
過去を分析するだけではなく、ミライを想像する事はなかなか一人ではできないのです。

そこから5年。
ビオラの奏者の先生と、キャリア支援課のカウンセラーと連動しながら、
キャリアコンサルティングを行っています。

ある日のこと。
ピアニストが泣きながら、私の部屋を訪れました。

彼女は3年生。
ピアニストになるのではなく、一般企業に就職し、安定して働き、
親に恩返しをしたいと考えていました。

そこで早めに就活に動き、他の大学で行われたグループディスカッションセミナーに参加したのです。
お題は「学生と社会人はどう違うか?」。

そこで彼女は他大学生にこう言われたそうです。

「音大生なんて、好きなことをやってきただけだろう?
 社会に出たら、好きなことなんてやれない。やるべき事をやるんだ。
 だからいままでやってきたことなんて、役には立たない!」

彼女は言い返すことができず、その後はまったく発言できなかったそうです。

悔しいというより、「確かにそうだな」と思い、
そうなると自分に自信が持てず、学校に戻り、
ピアニストを目指してキラキラ生きている仲間を見て、益々自信がなくなった。

眠れない、食べれないが続き、
心理士の相談を受けたら、私の事を聴き、半ば絶望しながら来てくれたわけです。

私はこう思いました。
音大生はここまで半端でない努力をしてきた。5歳から毎日5時間の練習。
それを乗り越えた人がここにいる。
彼らの忍耐力や自分の明日を信じる力は必ず社会に出て生きるはず。

そこでこう学生に言いました。
「そうなんだね、でも彼はここまで1つでも努力して続いたことありますか?
って、今度あったら聞いてみたら?音大生はミライに向いて、あきらめずにここまで来て、
そしてその結果観察力やチームワークを身につけた。
そういう力が社会に役立たないことなんて、あるのかしら?」

その後、ワークショップで「音大生が音楽から得たものは何か?」というワークをしましたら、
すごく沢山のチカラが視覚化できました。
それ以降、音大生のキャリアデザインや自己分析で必ずこの事例を話しています。

学生の体験から、私たちキャリアコンサルタントが学ぶことはたくさんあります。
現場はそんなことを多く教えてくれるので、
昨日と今日のカウンセリングが同じなんてことは一度もないというのが私の実感です。

毎日寒いですが、春は近い!!そんなことを思って、頑張っていきたいと思います。

目標設定のやり方と達成のコツ

こんにちは。
リベラルコンサルティング協議会の森田です。

さて、年明けという区切りが1ヶ月前にあったわけですが、
皆様はもう2020年の目標は立てられたでしょうか。

キャリアコンサルタントによるキャリアコンサルティングしかり、
中小企業診断士による経営コンサルティングしかり、
避けて通れないのが目標設定です。コーチングでもそうですね。

自分はどうなりたいのか?何を達成したいのか?

自分自身が日頃から実践していなければ、実のあるコンサルティングは難しいでしょう。
となると、この年明けのタイミングこそ、実践のいいタイミングですね。

原田メソッドで有名な原田隆史氏曰く、
メンタルトレーニングの世界では、目標やゴールは4行で書きます。

1行目、「私は」
2行目、「何年何月何日までに」
3行目、「◯◯◯◯を達成します」
4行目、「ありがとう」

順に解説しますね。

1行目で「私は」と書くと、覚悟が決まります。
私事と脳も認識します。

2行目で「何年何月何日までに」と日付を入れると、イメージが具体的に見えます。
ここでは新年の目標ですから、最長1年、できれば3ヶ月後とか近いといいですね。

3行目で「◯◯◯◯を達成します」と明確にしておくと、結果を客観的に判断できます。
周囲の人も手助けしてくれたり、応援や支援を貰うこともできます。

4行目で「ありがとう」と感謝の気持ちが湧いていると、達成した気分を味わえます。
そして、さらに周囲の人から助けて貰えたり、励ましを貰えるでしょう。

ただ、これだけだとちょっと味気ないですね。

ここはキャリアコンサルタントらしく、感情を大事にしたいところなので、
わくわくする前向きな感情表現を入れてみましょう。

わくわくとは、目標達成したときに感じられる自分の気持ちや感情と、
他者や社会への貢献です。

例えば、
「私は、2020年12月31日までに売上1,000万達成します。ありがとう」
「私は、2020年12月31日までに売上1,000万達成し、クライエントが思い描いたキャリアを歩め、
自分の仕事に対する誇りに満ち溢れています。ありがとう」

後者の方が、より応援したくなりますよね。
また、込められた感情がハッキリしていると、自分のモチベーションを高めやすいです。

で、こうやって目標を設定したら、次にやることが、
周りに公開する、です。

メルマガでも、ブログでも、Facebookでも、口頭でも、何でも良いです。
たくさんの人に公言しましょう。
私たち人間は怠け者ですから、自分を追い込み仲間から応援も貰うためにも、
大きな声で言ってしまいましょう。
それが設定した目標を達成するコツです。

なので、私の2020年の目標をここに明言しておきます。

「私は、2020年12月31日までに紙媒体での商業出版を達成し、
キャリアコンサルタントの認知向上と協議会の会員増に貢献して、
長年の夢を叶えた達成感を味わっています。ありがとう」

リベラルアーツとプランニング

こんにちは。
リベラルコンサルティング協議会の矢萩です。

さて、2020年の計画はもう立てられたでしょうか。

コンサルティングをする際に避けては通れないのがプランニングです。
当然、自分自身が日頃から実践していなければ、実のあるコンサルティングは難しいでしょう。

今回はプランニングについて考えてみます。

あまり細かくスケジュールを立てることに向いていない人や組織もあります。
また、長期に渡る計画を早く立てすぎることにも向いていない場合もあります。

詳細にスケジューリングすれば、考えることは減りますが、
機械的・作業的な働き方になりがちで、余白が少なくなってしまいます。

また、長期計画は、方向転換の自由度が減ってしまい、時流に取り残されてしまう恐れがあります。

インフラの変化や、それに伴う世代による価値観の変化が速度を増している現在において、
そのような「昭和型」「平成型」の働き方が通用する業界はどんどん減っていくと考えられます。

そこで最近話題になっているのが「ティール組織」や、
IT業界で浸透しつつある「アジャイル」等の働き方ですが、
これらは、いかに計画を柔軟に立てることができるかが鍵になります。

簡単に説明すると、
リアルタイムで目的や方法を調整しながら計画を進めていく、
「メンバーを信頼して、走りながら考える」
といったプロジェクトの回し方です。

契約型の業務提携やアウトソーシングではなかなかに難しい方法ですが、
まさに時代に即した「令和型」の働き方モデルの一つだと言えそうです。

ではそれらの働き方で重要な視点は何かというと、
やはり、

「リベラルアーツ」

ということになります。

仕事や働き方を自由にしていくためには、
当然言語を中心としたコミュニケーションが必要になります。

リベラルアーツを構成するおよそ半分は言語的な教養や知識技術です。

ルールや仕様の調整・変更も然りで、言語的な合理性が問われます。
全てのステークホルダーとの合意形成をしながら進めていくためには、
起点となる信頼だけでは足りません。

継続して情報をやり取りする中でプロジェクトと共に、
信頼関係もアップデートしていく視点が重要です。

そのための素養と言えるものの総体がまさにリベラルアーツだとも言えます。

つまり、リベラルアーツと効果的なプランニングは両輪となります。

もちろん、コンサルタント側に教養があることは必須ですが、
クライアントの組織自体がどの程度柔軟な計画に適合できるリベラルアーツを持ち合わせているかを測ることも必要です。
それによってその組織で効果を出せるプランは変わってきます。

そのような「目利き」がこれからのコンサルタントの武器になります。
そのためにもまずは自らのリベラルアーツを日々アップデートしていく姿勢と方法が鍵になります。

リベラルコンサルティング協議会は、
そのような直近の未来を見据えて、
みなさんと一緒に新しいコンサルティングを開拓していければと考えております。

事例は現場で起こっている!!

こんにちは。
リベラルコンサルティング協議会の須田です。

冒頭から、またしても賛否両論になりそうなのですが、
私はロープレを評価していません。無駄とは言いませんが。

確かに試験に受かるまでは大事。
なぜなら試験の相手は演じているわけですし、
試験は必ずインテイク、初回面談と決まっているから。

でも現場は、目の前にいるのは心が動いている生身の人。

直前に大切な人を亡くしたかもしれない。
夢破れてここにきたのかもしれない。

だから面談は想定外の連続。
傾聴→見立て→方策の実行、とシステマチックにはいかないのです。

ですから日々の現場では、クライアントから学び、
自分のやり方を過信せず他のやり方はなかったのか?
クライアントにどのような効果があったのかを、
とても大事にしています。

2019年、私が越境キャリコンをした現場は、

まず1月に、ロボコンによく出るIT系の高等専門学校。
男子が多くまだ10代です。

彼らはとても元気でITに詳しいけど、世の中は全く知りませんでした。
社会の話を私がすると、目をまん丸くして聴きます。
代わりにロボットの話を教えてもらいました(笑)
未来はアンビリバボー!!

それから栄養士の学校。
ここの生徒は18歳から60歳までのため、キャリアといっても一律の話ができません。

高校を出て栄養士を目指す人、他の仕事からのキャリアチェンジ等々。
従ってテキスト説明を途中でやめて、栄養士の仕事研究や、現場の種類、
メリット・デメリットを一緒に考えました。

そして、失われた20年の非正規世代と中堅企業との交流会。
まず求職者を集めて働くことを考えてもらい、
来てくださる企業のメリットを研究していきます。

興味をもっていただくのが大事ですが、
彼らからは、メーカーもIT企業も、みな同じに見えます。

ですので、同日の昼休み。
登壇企業の人事を集めて、雇用市場の話と、
ヤング世代の心のつかみ方を話します。

このように、双方のモチベーションをあげたところで、出会わせます。
私はここからはでしゃばらずに、双方の様子をハラハラしながら、
会場の片隅で見ます。

時々求職者が質問に困り、私の方を見ます。
私はテレパシーを使って、
「大丈夫!聴きたいことを聴こうよ!!」
と伝えると、不思議に求職者は息を大きく吸って、
自分の言葉ではなし始めるのです。

まるで父兄参観・・・。
子供のいない私は、この瞬間をこの上なく幸せに感じます。

次に経済大学でセミナー。
理論的なので、受け狙いの授業でなく、論理的に、
かつ事実を入れながら話すと、すごくメモをとりながら真剣に聞いてくれます。

締めは音大。
・・・音大の話は盛り沢山なので、次回にお話ししたいと思います。

1月だけで、このような現場を体験しました。
そのケースが引き出しとなり、キャリアコンサルタントの実践の指導に
生きています。

2019年は出会いの年でした。
2020年はもっともっと、みなさんに近づいてお仕事をしたいです。

視点を変えて、フレームを変える

こんにちは。
リベラルコンサルティング協議会の森田です。

師走になると、ただでさえ速い月日の流れが加速したかのように感じますね。
そのような中、今年の締めくくり、振り返りをされているのではないかと思います。

といった師走よりちょっと前、11月のことですが、
こんなニュースが日本経済新聞に載りました。

厚労省、中高年特化の学び直し支援
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO51778810U9A101C1CR8000/

コーチング技術など、と記事では書いていますが、
きっとコーチングだと思われます。

おいおい、キャリアコンサルタント試験のお膝元である厚労省が、
キャリアコンサルティングでなく、コーチングに予算付けるのか?

といった疑問を感じる方もいると思いますが、
実は民間でも同じような流れがきています。

それがこちら、時事通信の記事です。
https://www.jiji.com/jc/article?k=000000002.000049018&g=prt

パーソルキャリアさんの新サービスですね。
で、記事を読んでみると、これってまるっきりキャリアコンサルティングのことですよね?

「対話により、自らキャリアの課題を整理し、市場価値向上を実現することを支援します」
この謳い文句、まさにキャリアコンサルティング。

とまぁ、お国も大手企業も揃ってコーチング領域に参入、なニュースが駆け巡った11月でしたが。

皆様は、これを歓迎しますか?
それとも脅威だと感じますか?

本メルマガ読者の大半はキャリアコンサルタントの方ですから、システマティックアプローチ的に、
目標達成のスキルであるコーチングを学んでいる方も多いと思います。

ですので、学んだことを活かせる機会が増えそうだと歓迎する方もいらっしゃると思いますし、
キャリアコンサルティングが対人支援スキル的な競合の一面もあるコーチングに負けるかもと、
これは脅威だと思っている方もいらっしゃると思います。

この場合、どちらの見方も正解と言えますし、どちらも間違えていると言えます。

キャリアコンサルタント側に立つか、コーチング側に立つかで変わりますし、
歓迎や脅威といった感覚自体、私たちの単なる思い込みの可能性があるわけです。

自分のフレームだけで物事を見ていると、視野が狭くなります。
思い込みと言われるものにハマります。

大きな視点で見れば、キャリコン含む対人支援業が活発になるな、商機かもしれないな、
キャリコンでもそういったプラットフォームを作ってみようか、という発想にもなりますし、

小さな視点で見ても、だったらコーチングを習ってみるか、あるいは試しに受けてみるか、
自分のキャリアコンサルティング技術を磨くいい機会にしよう、という成長の礎にもなります。

マイナスばかり見ていても、何も起きません。

なので、多面的に物事を考える前提として、まず視点を変えて、
ご自身のフレームというフィルターを、前向きなものにしてみませんか?
という御提案です。

この御提案、そのままクライエントにも使えますね。
クライエントに、自身の思い込みを気付かせるには、フレームを変えるです。

リベラルコンサルティング協議会では、コーチングやカウンセリング、
コンサルティングスキルをどうキャリアコンサルティングに活用していけばいいのか、
セミナー等で提供できればと考えておりますので、ぜひイベントを確認して頂ければ幸いです。

時流を読むためのリベラルアーツ

こんにちは。
リベラルコンサルティング協議会の矢萩です。

いよいよ師走、みなさんも今年の締めくくりに、
来年への助走と奔走されているのではないかと思います。

そんな中、私事ですが本日12月2日、
新著『先生、この「問題」教えられますか? 教育改革時代の学びの教科書』(洋泉社)
を上梓させていたくことになりました。
数々の学校改革を手がける石川一郎さんとの共著になります。

今回は、この本に書いた内容を少しご紹介したいと思います。

この本、立て付けは「教師のための教科書」となっていますが、
教育をメタファー(比喩表現、例え話)として捉え、
組織の問題点やAI時代に必要となるスキルについて、
解説することを目的としています。

ですから、人事のみなさんやコンサルのみなさんにも役に立つ内容になっていると思います。

そもそも、今回の教育改革は社会からの要請によるもので、経済産業省も関係しています。
簡単にいうと、人口減少による「右肩下がりの世代」と呼ばれる世代において特に、
「社会で有用な人材が輩出されていない」
という現状と危機感に端を発しています。

OJTを始めとした研修やトレーニングができる余裕のある企業は良いですが、
そうでない組織において、
仕事に直結する基礎的なスキルや素養が身についていない採用は大きな負担になっています。

では、それらの問題をどう解決していけば良いでしょうか。
これは二段階に分けて考える必要があります。

まず、採用する側は、
時代の流れを把握した上で、必要なスキルを選別し、
それを有する人材かどうかを判断する能力が求められます。

次に、採用される側は、
時代が求めるスキル獲得のための最適な方法を把握するか、
そのために必要な学びを提供してくれるような機関を選択し、
自らを高めておく必要があります。

どちらも最終的な判断や決定の軸になるのはリベラルアーツだと言えます。

しかし、リベラルアーツの射程は余に広いため、
見失ってしまっている方が多いのではないかと思います。

そこで、僕が有用な視点として提示したいのが、
「AI・ロボットにできないこと」を原理的・構造的に知ることです。

国内のAIシステム市場は、あと5年で7倍まで伸びると予測されています。
そうなれば当然、あらゆる業界が働き方や必要なスキルの急激な変化にさらされます。

しかし、変化はある一定の領域から始まります。
そこを把握することが必要になってきます。

この辺り書籍にも書きましたので、是非ご参考頂ければ幸いです。

リベラルコンサルティング協議会では、
さらにキャリアやコンサルティングに即した形にして、
皆様に情報や方法を提供できればと考えておりますので、
ぜひ奮ってご参画頂ければ幸いです!

↓Amazon・全国書店にて12月2日発売です。
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ノウハウの伝承とひよこ食いの違いは何か?

リベラルコンサルティング協議会の須田です。

このコラムは現在3人の理事、森田、矢萩、須田で書いています。

キャリアコンサルタントという共通項はあるものの、
リベラルアーツでつながっているわたしたち3人の現場は大きく異なり、
現在のところ顔を合わせることはあまりなく、殆どがZOOMでのWEB会議です。

しかし私は、このリベラルコンサルティング協議会の行く末が楽しみでなりません。

パートナーたちが次にどんな事業をし、その結果どのように世の中が幸せになるか、
それを考えると夜も眠れなくなることがあるほどです(笑)

さて、私の役割は何か?

発展?
いやいや、人生100年だとしても、そこを目指すのは違う。

サポート?
そんなものは、私より優秀な人たちに失礼です。

そんなとき、「ひよこ食い」という言葉に出会いました。
聴いたとき、よく意味がわからなかったので、検索しました。

すると・・・。

ひよこ食いとは、
主に税理士や社労士など開業したばかりの士業向けのビジネスですが、
美容室や飲食店など、広い意味で開業したばかりの個人事業主を、
そのターゲットとしたビジネスも含みます。

名目はいろいろで、
『すごい集客の手法教えます』
『失敗しない開業ノウハウ』
『起業コンサルティング』
『開業1年目限定セミナー』
などがあり、
基本的には、入り口は無料セミナーなどで集客し、
その後で高額な商品を販売する流れです。

で、高額な商品を売るだけ売って、フォローも何もない。
購買者の結果が出なかったら、その人のせい。努力が足りないと言い放つ。
そして、さらなる高額商品を売りつける。

ひよこがにわとりに成長する前に食べてしまうことで、
結果、独立を諦めさせる、
新規開店から僅か1年で倒産してしまう、
などを引き起こす原因となっています。
(某税理士事務所のHPより)

そういえば、先日のキャリアコンサルタントの合格祝賀会で声をかけられた人に、
このようなことを質問されました。

「キャリアの世界はひよこ食い+ネットワークビジネスだね?
先に入った人があとの人を生徒にして、ずっとロープレや講師をして食べてゆく。
現場に出てる君は珍しいタイプだね?」

確かに11年前、私が資格をとったときを思い返すと、
セルフキャリアドックもありませんでしたし、
大学にはキャリアセンターでなく就職課でしたから。

当時のキャリコンは傾聴の筋肉を鍛え、色々な適性検査や手法を身に着け、
多くが講師で食べていました。

しかし、それから11年。

社会は変わり、働き方改革や人生100年、
名称独占資格の私たちキャリアコンサルタントの活躍場面は無数に広がっています。

異論反論を覚悟して発言しますが、
ロープレをやる時間があれば、現場に出るべきです。
現場がないなら、周囲の悩んでいる人の話を聴くべきです。

その事例が、私たちを育てていきます。

少なくとも、リベラルコンサルティング協議会は、ひよこ食いはしない団体になります。
ノウハウの伝承をして、会員の方々と0から1を作り、
キャリアコンサルタントも社会も幸せにします。
大いに期待してください。

もうすぐ年末ですね。
飲みすぎ、食べ過ぎに注意して、素晴らしい毎日をお過ごしください。

キャリコンの単価を考える

リベラルコンサルティング協議会の森田です。

表題の件、結構気になる方が多いと思います。
私たちの単価はいくらが適正なのでしょうか?

2つの視点から考えますね。

1つめは、市場価格からです。他の人はいくらで実施しているのでしょうか?

数年前の、セルフキャリアドックに助成金が付いていた古き良き時代では、
1時間8,000円~10,000円で請け負っていた方が多かったです。私もそんな感じでした。

中には1時間15,000円と剛の者もいらっしゃいましたが、
まぁ助成金が絡むと比較的高く設定できますね。対企業ですし。

そんなセルフキャリアドックの助成金も終わって久しいですが、
対個人、対企業の単価で、私の見立てではありますが、おおよそ、
1時間5,000~8,000円が相場のようです。

あ、この単価は国家資格キャリアコンサルタントの単価ですね。
技能士の方はもう少し、10,000円前後に設定している方が多い印象です。

こういった市場価格に合わせて値段設定するのは、競合分析しているので、
受注に繋がりやすいですね。
ただ、キャリアコンサルティング一本で食べていくには、ちょっと辛いかもです。

では、2つ目の視点で考えてみましょう。

2つめは、自分の価値からです。クライエントに与える価値はいくらだろうか?
価値を金額換算したものですから、ある意味私たちの言い値ですね。

もし、私たちのキャリアコンサルティングを受けたクライエントが、
・望んでいた就職や転職が決まった、その結果年収アップ!
・職場に適応できてストレスがなくなった、その結果出世できた!
・過去のトラウマが消えた、その結果人生楽しくなった!
・やりたいことが達成できるようになった!

といった成果を出したら、果たしてその価値はいくらになるでしょうか?
金額換算にしたら、どれくらいの価値があるでしょうか?

私の知っているコーチングの方は、1時間30,000円の値付けをしていました。

果たして、私たちキャリアコンサルティングと何の違いがあるのでしょうか?

やっていることは、大差ないと思っています。
ただ、クライエントに価値を提供する、成果を出して貰う。

そのコミットの違いと、見せ方だけ、そう私は思っています。

そういった、単価の設定や上げ方についても、中小企業診断士の目線から、
協議会のイベントや講座でやっていこうと考えています。

硬派な読書でOSを作り直す

リベラルコンサルティング協議会の矢萩です。

秋も深まりを見せておりますが、「読書の秋」「芸術の秋」「教養の秋」と、
リベラルアーツを深めていく機会も多く、絶好の季節でもあります。

さて、リベラルアーツの根幹をなすのは、
「ランゲージアーツ」
と呼ばれる言語にまつわるスキルです。

人間らしさ、人間の特殊性を考えたときに最も分かりやすいのは言語を使いこなすことだと言えます。

そして、言語能力と思考力はだいたい同じと言えます。

言語能力と一言でいっても、英語をはじめとした外国語能力のことではありません。
母語能力、日本で生まれ育った方にとっては、日本語をいかに使いこなせるかが鍵になります。
母語というのは一般的には第一言語を指しますが、
頭の中で複雑なことを考えるときに使用している言語、と捉えるとわかりやすいと思います。

母語は、言わば私たちのOSです。

そこから学びも思考もコミュニケーションも分節化し、発展していきます。
ですから、母語を使いこなすことは、コンサルタントにとっても最も重要な能力と言っても過言ではありません。

しかし、残念ながら日本の国語教育を受けても、それほど母語力は上がりません。

どうすればよいのかは、追々講座などでお話しできればと思いますが、
一つすぐにできる具体的な方法は、
「良質なインプット」
を物理的に増やすことです。

ようするに、ネット記事や雑誌などではなく、ちゃんと書かれた書籍を読むことや、
そのような著者の話を聞くことです。興味のある分野からで構いません。

僕の経験上、読書を億劫だと思ってしまう状態は、主体性や言語スキルが不足していることがほとんどです。
基本的なことですが、ネット社会だからこそ、活字に触れる機会を増やすことは、他のコンサルタントと差を付けます。
ちなみに、コンサルティングファームなどでは、若手コンサルタントに相当数の読書を課します。

現状では、個人のコンサルタントはその辺りのノウハウを知るための研修の機会はあまりありません。
これからのコンサル業には必須であるジェネラリックな視点をいかに養うかについても、
この協議会では扱っていきたいと思います。

では、まずは第一歩、
硬派な読書の秋をお楽しみくださいませ。

きっと、アップデートを実感出来ると思います。

リロード力をつけるカウンセリングを目指して

リベラルコンサルティング協議会の須田です。

日本中に感動をもたらしたワールドカップラグビー。
4年に一度の世界大会が日本で行われたことにも、注目をひいた起因はあるとは思いますが、
何があのような感動をもたらしたのでしょうか?

日本選手の強さの一因について「リロード力」をあげる人がいます。
リロードというと、IT用語では「データを読み直す」ことですが、
ラグビーでは、「タックル後すぐに起き上がり次のプレーに備えること」になります。

その重要性については、2015年に開催されたラグビーワールドカップで、
日本が南アフリカに勝利したことは記憶に新しいですね。

当時日本代表を率いていたエディジョーンズは、
体格で劣る日本代表が格上のチームに勝つために「3秒以内」のリロードを目標とし、
数的優位な状況を生み出そうとしていました.
各選手が練習中に合計何秒でリロードしているか計測し、リロードランキングをつけ、
最下位の選手にはピンクのビブスを着用させていたと言われているほど、
リロードの重要性を挙げていました
(ラグビー研究所 選手・指導者のためのラグビーブログより抜粋)

人生において、つまづいたり、転んだりは皆さんも経験があるでしょう。
人材会社に勤務していた私は、タックルしたり、つぶされたりを、
今思うと毎日やっていたような気がします(笑)

クライアントに怒られ、派遣したスタッフから苦情を言われ、
毎日疲弊しながらひたすら人の話を聴いて、つなげていました。

そんな私が頑張れたのは、年に数回ある、
「ありがとう、あなたのおかげで人生が変われた」
という言葉であり、つまずいても明日を信じてすぐに立ち上がったことだと思います。

「なぜつまずいたのだろう?」
などと考える間もなく、次のマッチング(人選)に向かうのが人材会社のサガ。
しかし、このリロード力は間違いなく私の人生を切り開いてくれました。

現在はカウンセラーとして、学生~シニアの方までの色々な人生をひたすら聴く毎日です。
そのほとんどが、転んだりつまずいたりして、自分を信じられなくなったり、
未来不安を起こした人たち・・・。

そんなとき、私ができることは、
鏡になって現在を見せ、かつ今までがすべて悪かったわけではない、
まんざら捨てたもんではない、というところに気付いていただき、
そしてリロード力をつけていただく・・・

ここがフォースにならないようにしなくてはならないですから、
キャリアカウンセリングというのは難しいわけです。
指摘することは容易ですが、それでは本人がまた同じ経験をする可能性が高くなります。

毎日コツコツと、今できることを繰り返すすばらしさ。
そこに私もクライアントも気付いていけるよう、
今日も丁寧にカウンセリングの仕事を続けていきたいと思います。