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2021/03/31

中学校のキャリア支援

こんにちは。
リベラルコンサルティング協議会の須田です。

今日は2020年末に体験した「中学校のキャリア支援」
についてレポートします。

ある団体が企画し、中学校から請け負い、
社会人の話を中学生が聴くというスタイルでした。

社会人の顔ぶれは、俳優、人事コンサルタント、
自衛官、ITコンサルタント、経営企画、デザイナー、
そしてキャリアコンサルタントの私。

企業に属している人、フリーランス、
年齢、性別も色々でした。

学生たちがいくつかの教室をまわり、
社会人の話を聴いていきます。

いつも私は大学生と接しているのですが、
5歳くらい違うと、こんなに違うのかと新鮮でした。

学生の印象は、とにかく礼儀正しい。いい子たち。

半面マニュアル通り。
個性はあまり見えません。

しかし気が付いたことがあります。

集団でなく、先生がいないところでは無邪気そのもの。

教室から体育館まで戻る間、アテンドしてくれた子、
まわりについてきた子と話すと、短時間でしたが、
世代を超えて、めちゃくちゃ響きあいました。

「なんか質問ないの?
 教室では聞きにくかったこととか・・・」
 
 と聞くと、

「うーーーん、好きな食べ物は何ですか?」

「そうねえ、カニと寿司かな?」

「寿司なら最高何個食べれますか?」

「今は12個だな、でもみんなくらいの時は最高25個食べた」

うそーー!!とか、、大食いだあ・・・とか言われながら、
そこから色々話した話は未来的でした。

ご披露できないのが残念!

移動が終わり、集合場所の体育館につくと、
元の礼儀正しい学生に彼らは戻り、

「本日はお忙しい中、ありがとうございました。
 このお話を胸に頑張ります」
 
 と言われ、拍手で退場しました。

私の胸の中に残ったのは、
学生たちはいかに社会の生情報に飢えているか、
ヒカキンや鬼滅かYoutuberしか知らないか。

だから真実を話すと、スポンジみたいに吸収します。

そして大人には素顔は出さない、いや出しにくい社会。

アフターコロナ、日本はますます変わり、
社会は新しい商品や仕組みを求めます。

そのためには、ミライの働き手、
子供たちに答えだけ教えたり、
マニュアルをあてがったりしたら、
右肩上がりの世代のように、変化に弱い人材に育つ。

世の中からは批判を受けるかもしれませんが、
子供たちにマニュアルを押し付けず、

「あなたの声を聴かせて」

それだけいえばいいのではないかと、
私はこの体験を通して感じました。

子供たちの感性、可能性はすごかった。
でもそれが見えたのは移動中の階段だけ。

教室でも体育館でも、
金太郎あめのような同じ笑顔の子たちだった。

さあ、私たちコンサルタントは、2021年、何をしますか?