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2020/01/31

リベラルアーツとプランニング

こんにちは。
リベラルコンサルティング協議会の矢萩です。

さて、2020年の計画はもう立てられたでしょうか。

コンサルティングをする際に避けては通れないのがプランニングです。
当然、自分自身が日頃から実践していなければ、実のあるコンサルティングは難しいでしょう。

今回はプランニングについて考えてみます。

あまり細かくスケジュールを立てることに向いていない人や組織もあります。
また、長期に渡る計画を早く立てすぎることにも向いていない場合もあります。

詳細にスケジューリングすれば、考えることは減りますが、
機械的・作業的な働き方になりがちで、余白が少なくなってしまいます。

また、長期計画は、方向転換の自由度が減ってしまい、時流に取り残されてしまう恐れがあります。

インフラの変化や、それに伴う世代による価値観の変化が速度を増している現在において、
そのような「昭和型」「平成型」の働き方が通用する業界はどんどん減っていくと考えられます。

そこで最近話題になっているのが「ティール組織」や、
IT業界で浸透しつつある「アジャイル」等の働き方ですが、
これらは、いかに計画を柔軟に立てることができるかが鍵になります。

簡単に説明すると、
リアルタイムで目的や方法を調整しながら計画を進めていく、
「メンバーを信頼して、走りながら考える」
といったプロジェクトの回し方です。

契約型の業務提携やアウトソーシングではなかなかに難しい方法ですが、
まさに時代に即した「令和型」の働き方モデルの一つだと言えそうです。

ではそれらの働き方で重要な視点は何かというと、
やはり、

「リベラルアーツ」

ということになります。

仕事や働き方を自由にしていくためには、
当然言語を中心としたコミュニケーションが必要になります。

リベラルアーツを構成するおよそ半分は言語的な教養や知識技術です。

ルールや仕様の調整・変更も然りで、言語的な合理性が問われます。
全てのステークホルダーとの合意形成をしながら進めていくためには、
起点となる信頼だけでは足りません。

継続して情報をやり取りする中でプロジェクトと共に、
信頼関係もアップデートしていく視点が重要です。

そのための素養と言えるものの総体がまさにリベラルアーツだとも言えます。

つまり、リベラルアーツと効果的なプランニングは両輪となります。

もちろん、コンサルタント側に教養があることは必須ですが、
クライアントの組織自体がどの程度柔軟な計画に適合できるリベラルアーツを持ち合わせているかを測ることも必要です。
それによってその組織で効果を出せるプランは変わってきます。

そのような「目利き」がこれからのコンサルタントの武器になります。
そのためにもまずは自らのリベラルアーツを日々アップデートしていく姿勢と方法が鍵になります。

リベラルコンサルティング協議会は、
そのような直近の未来を見据えて、
みなさんと一緒に新しいコンサルティングを開拓していければと考えております。