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2022/02/08

ハイブリッドの最適化へ

こんにちは。
一般社団法人リベラルコンサルティング協議会、
矢萩です。

緊急事態宣言が明けて、各所で
「オンライン離れ」がはじまっています。

僕が関わっている企業や団体でも、
オンラインイベントを中心に急激に集客が
難しくなっています。

そこであわててオフラインに戻そうとする流れも
ありますが、みなさんの周囲はどうでしょうか?

最先端を把握して対応することと、
翻弄されることは違います。

このコロナ禍でのオンライン化には種類がありました。

まず、

(1)オフラインが前提のサービスやコンテンツ
であるが、無理矢理オンライン化したもの。

これは、オフラインに戻すなり、ハイブリッドに
いいとこ取りをして以前よりよいものにすることに
意義があります。

しかし、

(2)オンラインの方がメリットが多いのにも
関わらず今まで惰性でオフラインだったもの。

これは、戻すことに意味はありません。

今はオンライン疲れなどで一時的に離れていますが
いずれ顧客は戻ってきます。

予測不可能な社会情勢の中で、
冷静に考えられていないだけ、です。

それが顕著に出ているのが、

(3)コロナ以前からオンラインだったサービスやコンテンツ。

面白いことに、これらも集客に苦戦しているところが
多いのです。

もともとオンラインだったものを戻すことはできません。
IT革命後、ネット社会の土壌の中で生じたものですから、
無くすしかない。

これらの状況から、
この波はやはり一時的なものだといえそうです。

いくつかの上場企業では、
「年内は動くな」
という方針が出されたと聞きました。

今翻弄されて損失が大きくなるのを避けるための
措置だと考えられますが、個人や中小企業は小回りが
利きますから、先を見越して年内に動き始めた方が良いでしょう。

方針は、いかにオンラインとオフラインを最適化して、
柔軟に動けるようにプランの分岐を考えておくかです。

そのためにはアジャイルな考え方の基本を学んでおく
ことが確実に役に立つと思います。

日本において発展したアジャイルに『SCRUM』という
開発手法があります。

野中郁次郎氏の論文が元になったということもあって、
日本と相性の良い手法なので興味があれば調べてみてください。
(ご要望があれば、矢萩回のセミナーで解説致します)

というわけで、2021年、まだまだ時間はあります。

しっかり仕込みをして2022年のスタートダッシュに
備えましょう。
正月明けからまた流れが変わる業界が多いと思います。