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2021/07/16

タックマンモデルを考える

こんにちは。
リベラルコンサルティング協議会の森田です。

今回は、会社や組織が強くなるための秘訣である、
「タックマンモデル」
について書いてみたいと思います。

タックマンモデルとは、組織の成長ステージのモデルで、
チームビルディングで有用な考え方です。

チームビルディングは、下記の段階で進んでいきます。

1.形成期
2.混乱期
3.統一期
4.機能期
5.解散期

1段階目の形成期は、一番最初のご挨拶から始まって、
社交的な対話に終始している段階です。

ここから徐々に交流が生まれ、仲良くなっていき、
グループからチームとなっていく礎ができる。

そんな段階ですね。

そして、2段階目の混乱期は、そのものズバリ混乱です。

チームメンバーが、
自分の考えていること、
自分が思っていること、
自分の価値観。

それらを真正面からぶつけ合う。がぶり四つでぶつかり合う。

ややもすれば、対立的な対話も辞さない段階です。

この対立的対話をストーミング、嵐の対話とも言います。

嵐が起きているような、
言いたいことを言い合っている状態です。

そんな状態が来ると、混乱が起きます。

何でそんなこと言うんだよ!
何が言いたいんだよ!
何がしたいんだよ!

そんな感情がチームを支配します。

正直やってられなくなることもあります。

いきなり2段階目がそれかい。

と、思うかもしれませんが、この混乱期を経て、

言いたいことが言い合える仲間。
自分が自分でいられる場所。
それらを受け止めうけいれられる関係性。

が、手に入ります。

言い換えると、心理的安全性を得られるのですね。

ということは、心理的安全性を手に入れるためには、
混乱期は欠かせない。

むしろ、いかに早く経験するかにかかっています。

3段階目の統一期で、
こんなチーム状態になっていたら、
とても強いチームになります。

チームを新しく作るときは、いかに早く混乱期を迎えられるか、
それがチームの強さを左右するのです。

とはいえ、
混乱期を脱出できないチームも数多くあります。

脱出できないと、チームは瓦礫します。

混乱期を起こせるチームも少なく、
また起こせても脱出できるチームが少ない。

では、どうすれば混乱期を起こせ、そして脱出できるのか?

まずは、言いたいことを言う覚悟を持つことです。

それが信頼への種となるはずだから。

誰もが言いたいことを言える団体として、
リベラルコンサルティング協議会は存在していきます。