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2020/11/04

オンライン化の成功可否

こんにちは。
リベラルコンサルティング協議会の森田です。

コロナの影響で、何もかもオンライン化されてきています。

私たち、リベラルコンサルティング協議会のセミナーも、
今年いっぱいは全てオンラインで実施することが決まりました。

リアルでの対面を前提としていた商売や商品は、
コロナ禍では苦戦しています。

観光業や飲食業、そして小売業で顕在化していますね。
今後は様々な業界で影響が出てくるでしょう。

一方、ネット通販やZoomを筆頭としたオンラインツールは、
過去最高益となっています。

国もオンライン化や非対面型への移行を支援していて、
そのような補助金が数多く出されていますので、
もはやオンライン化は国策になっているのが現状です。

この流れはしばらく変わりません。

コロナが例え落ち着いてもオンラインでいいじゃないか、
と一度消費者に判断された商売や商品は、
そのままオンラインになるのではないかと思われます。

リアルとの併用も考えられますね。

一度オンラインを知ってしまったら、
それで済んでしまうのであれば、
わざわざリアルには戻さなくていいですから。

これは、私たちコンサルタントが提供する商品、
コンサルティングも同じです。

わざわざ顧客と対面しなくても、オンラインでできる。
そう判断されることが多いです。

しかし、本当にそうでしょうか?

私が考えているコンサルタントの定義に、

1.専門性
2.客観性
3.行動性

があります。

コンサルティングの1.専門性や、2.客観性は、
教える、診るなのでオンラインでも可能でしょう。

しかし、
相手を行動させることは、オンラインでは難しいです。

教える診るというのは、私たちがコンサルティングでいえば、
コンテンツに当たります。

コンテンツを知って、いいこと学んだ、で終わっては、
コンサルティングは成り立ちません。

診て、教えて、実践させる。

ここまでやって、コンサルティングです。

実践させるには、コンテンツよりも大事なものがあります。

行動すると決められる環境、信頼関係、
ラポールが構築された心理的安全な空間である、

「コンテクスト」が必要なのです。

このコンテクストは、同じ環境をリアルで共有していないと、
作りにくいです。

オンラインだと、相手の居場所と通信環境に依存するからです。

それがオンラインでコンサルティングや研修、
セミナーをやってみた私の感想です。

withコロナはまだまだ続きます。

このコンテクストをどうやってオンラインで作り出すのか、
リベラルコンサルティング協議会で一緒に考えましょう。