変わる社会で“旬”を見極めること

リベラルコンサルティング協議会の矢萩です。

前回、須田さんのコラムの中で、
「キャリアコンサルタントらしき人はもっとずっと前からいた」という話題がありました。
たとえば、ぱっと思いつくのは吉田松陰です。

松陰に限らず、江戸の私塾を主宰していた教育者達は、いわゆる「藩校」的なお堅い学びに対して、
別のアプローチを提唱していました。
藩校の学びは、わが国が明治以降統制していった従来型の教育ともかなり近い官僚的なものでしたが、
私塾の学びは、もっと実学であったり、リベラルアーツに近い抽象度の高いものだったり様々でした。

藩校の学びは一定のゴールが想定されていますから、
教師の仕事は決まったレールを如何に効率よく進んでいくのかというコンサルティングになっていました。

一方で私塾の場合は、そういう藩校のレールに合わなかったり疑問を持ったり、
不足を感じた生徒たちが主体的に集まっていたので、まず生徒の個性を見極めて、
「それぞれのゴール」を探していくようなコンサルティングになっていたと考えられます。

どちらが良いかは一概には言えませんが、AIやロボットをはじめとした技術が加速度的に進歩し、
インフラ化している現在において、「共通のゴール」というものの信頼性はどんどん揺らいできています。

そんな中で、同じようなコンサルタントが量産されても、あまり意味はありません。

時代の流れを読み、臨機応変に最適解を提案する力が求められています。
そのために必要な力を養うためには、リベラルアーツ的な抽象度の高い本質的な学びが必須です。

教育界においても、経済界からの要請でついに文科省が重い腰を上げて改革への舵を切りました。

我々コンサルタントが後手に回る訳にはいきません。
時流を見定めて、必要な情報を選定し、自らの哲学や教養を磨いていく必要があります。

リベラルコンサルティング協議会では、そういう、
今までキャリア業会やコンサル業界で蔑ろにされていた部分を、
メンバーのみなさんと一緒に作り、共にアップデートしていければと考えています。

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